ダンス教室やスポーツジムなど、大きな壁面に大きな鏡を取り付ける方法についてアドバイスさせていただきます。 今回は特につなぎ目ができるほど大きな連続張りについて説明させていただきます。 エッジ仕上げについて ガラスミラーの場合エッジ仕上げは繋ぎ目が一番きれいな「角磨き仕上げ」を選択してください。 「割っただけ」だと、欠けやすく、また手指をけがする危険があります。 「角すりつぶし」でも使用はできますが、つなぎ目が白くざらざらして目につきやすいです。 アルミミラーの場合も安全平滑仕上げが適しています。 ミラーの厚さについて ガラスミラーの場合、一般的には5mm厚を使います。3mmの方が軽くて安価で迷われるところですが、大きな姿見に3mmだと、下地の凹凸を拾って歪みが出る可能性が高いです。 少々歪んでもいいのなら・・・この限りではありません アルミミラーとガラスミラーの比較 ガラスミラーにするか、アルミミラーにするか、迷われているならご参考にしてください。 ●値段 アルミの方が1.5倍ほど高くなります。 ●写り(歪み) ガラスの方が断然きれいです。自分の為の鏡ならアルミでもいいでしょうけれど、お仕事や大勢の方の為なら、写りについて理解していただかないとトラブルの元です。 ●作業性: 特に連続貼りの場合、ガラスミラーは重さや割れ易いため慣れないと難しいです。 ●安全性: 万が一割れたらガラスミラーは危険です。アルミミラーは割れません 内装工事として工務店様が取付を行う場合 つなぎ目で像が不連続になったり、ゆがみが起こりやすいです。その為、鏡の専門業者はテープを使わず、ボンドだけで取付を行います。 テープを使うと壁面の凹凸をそのままひろってしまいますが、ボンドだけだと映像の調整をしながら作業ができるからです。 ただし、ボンドが固まるまでの間(約4~5日)養生が必要です。 アマチュアの方が初めて挑戦される場合 両面テープとボンドを併用して貼る方法が無難です。ただし、継ぎ目で不連続になってしまう可能性は高いです。 その映像調整は非常に難しく、一切のずれが無いように貼る必要がある場合は、鏡施工のプロに頼む必要があるとお考えください。