耐熱ガラスとは急激な温度変化を加えても割れないよう加工したガラスです。
5最高使用温度500℃のテンパックス(schott(ショット)社)と800℃のファイアライト(電気硝子建材)の2種類のガラスをお好きなサイズでオーダーカットできます!」
※割れない温度ではありません。
<薪ストーブに使用される場合>
急激な温度変化が起こりテンパックスでは割れてしまう事例が報告されています。投げたり強く握ったりすれば強い力がガラスに加わり、割れてしまうのはイメージしやすいですが
熱や炎にはどんな力があるのでしょうか?それは、ガラスを膨張させる力です。
ガラスに限らずあらゆるものは、熱によって膨張したり、温度が下がれば収縮したりします。
ガラスは鉄や水に比べて熱伝導率が非常に低く、温度差が生じやすい特徴があります。ガラスに熱を加えていくと、ガラス表面と内部にも温度差による膨張の差が生まれ、このときにガラスは突然がしゃんと崩壊してしまうのです。
また逆に熱くなっているガラスを水につけたり急に冷やすと、熱いままの部分と冷やされて収縮した部分に応力が加わって割れてしまいます。
このことから割れない方法を考えると、ゆっくりじわじわと全体に温度変化を行えばいいのです。
耐熱ガラスの一番の特徴は、「熱による温度変化に対して膨張収縮しにくい」ということなのです。
弊社では500℃まで耐えられるテンパックス(schott(ショット)社)と800℃まで耐えられるファイアライト(電気硝子建材)の2種類のガラスをお好きなサイズでオーダーカットできます。
テンパックス5mm厚とファイアライト5mm厚を常時、大量に在庫、取り扱っておりますので、短納期でのお届けが可能です。端材も無駄なく販売できるため、小さい、細長いサイズも含め格安料金にてご提供しております。
5mm厚以外の耐熱ガラス、またその他の耐熱ガラスについても常時在庫品ではありませんが、
取り扱えるガラスもございますので、お問合せください。
<耐熱衝撃温度>
急激な温度変化に割れずに耐えられるかの温度差
<熱応力>
1枚のガラスにおける高温な場所と低温な場所の温度差
製造メーカー | schott(ショット)社 |
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耐熱温度 |
常用使用(10時間以上)450℃ 最高使用(10時間未満)500℃ |
耐熱衝撃温度 | 160℃ |
熱応力 | 80℃ |
化学組成 | ホウケイ酸ガラス |
厚さ | 5mm厚 |
使用場所 | キッチンコンロ廻り、サウナ室、 ※薪ストーブには使えません |
一般的なソーダガラスに比べ熱膨張係数が小さく、あらゆる分野で優れた耐熱性、耐熱衝撃性を発揮します。またその両面は、フロート製法により平坦で平滑な表面に仕上げられ、高い光透過性と光学的歪みのない卓越した光学品質を持っています。
<薪ストーブに使用される場合>
テンパックスは耐熱温度が500℃までなので使用できません。<耐熱衝撃温度>
急激な温度変化に割れずに耐えられるかの温度差
<熱応力>
1枚のガラスにおける高温な場所と低温な場所の温度差
製造メーカー | 電気硝子建材(株) |
---|---|
耐熱温度 |
短時間使用800℃ 連続使用750℃ |
耐熱衝撃温度 | 800℃ |
熱応力 | - |
化学組成 | 耐熱結晶化ガラス(物質名社外秘) |
厚さ | 5mm厚 |
使用場所 | 薪ストーブ、オーブン、石釜、暖炉などののぞき窓、直火が当たる場所、建築防火設備 |
「ファイアライト」は結晶化ガラス(ガラスセラミック)と呼ばれる素材で熱衝撃に大変強い。
熱膨張係数がほぼ0でファイアライトだけが火と水という対極に耐えられます。
国内外の様々な施設で特定防火設備として採用されています。
テンパックスフロート(写真左)とファイアライト(写真右)のガラスの色を比べてみました。
ファイアライトの方が若干褐色がかってみえますが、実際に並べた場合、この位の色の差です。
厚さ | 最大 |
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5mm |
1700mm*2300mm |
5mm |
1220mm*2438mm |