どうやれば正しく測れるの? ガラスをご注文いただく際に正しく測れているかどうか、正しく注文できているか、不安ではありませんか? どんな場所を測るかによってそれぞれ注意していただく点がありますので同じものがありましたら、ぜひ参考にしていただきたいと思います。 共通して注意していただきたいこと どんなに正確に測ってご注文いただいたとしても、ガラスの製造上に誤差があります。 ±1mm~±2mm(ガラスの厚さによって誤差が大きくなります) 誤差については詳しくは以下のページで説明しております。 ⇒ ガラス加工の考え方Ⅱ「製造誤差のクレームにクレーム」 また、計測道具ですが、裁縫用のビニールの巻尺は絶対に使わないでください。 極端な場合、1mで1センチぐらい狂いがあることがあります。 テーブルトップ(全面にカバーする場合) テーブルの縦、横を測る際、ヘリをよく見ていただくと少し丸まっていないでしょうか? 微妙な部分ですが、メジャーの爪をヘリにひっかけると丸まった部分より飛び出してしまいます。 ガラスのサイズは飛び出さないように丸まっていない平らな部分のサイズでご注文いただくのがいいと思います。 額縁用ガラス 割れたガラスが残っていればそのサイズを測っていただくのが間違いありませんがもし、捨ててしまった場合は以下の点にご注意ください。 特に木製の額縁の場合、木が反って直角の四角形になっていない恐れがあります。 その場合、いくら正確に測っても、ガラスが入らないことになります。 狂いの程度にもよりますが、3mm~5mmぐらい余裕を見てご注文ください。 床から天井までの鏡の場合 正確に見えても意外と傾いている場合が多いです。(たとえ新築住宅でも油断できません) 高さを測る場合は左、真ん中、右と三カ所で測っていただき、一番小さいサイズで、しかもあと3mmから5mm小さくご注文ください。 アルミサッシ(住宅用の窓の場合) サッシの交換の場合も割れたものがあればテープで復元して測っていただくのが一番ですが、もし無くなった場合は、アルミの枠の中に6mm埋まっている部分があるとお考えください。 ゴムのビートも見えるかと思いますが、この部分は無視していただき、硬いアルミの部分で測ってください。(アルミ枠の内側+12mmがガラスサイズになります) アルミサッシ(ビル用、コーキング仕上げなど特殊な場合) サッシの中にゴムのスペーサーを置いたり、枠を外したり、決まった測り方はありません。 交換作業もとても難しいので、プロのガラス専門店に任せたほうがいいかもしれませんね。